(1+2+4+8)(1+3+9)(1+5)=?
~計算したくない…~
数Aの応用問題での出口。
意外にも、ここでストップする。
( )と( )の間に × を入れれば、
中学受験する小学生の方が、
この問題については、上手に解く。
15×13×6
=15×6×13
=90×13
=1170
➀( )内の計算を優先。
➁(5の倍数)×(偶数)で、一の位は0になる。
なので、最後まで『暗算』でやってしまう。
高校生はなぜ「迷う」のか。24回の「掛け算」をしたあとの「和」を浮かべるのだ。
それは、4月に数Ⅰで展開を学び、中間テストの勉強をしているためである。
さらに、場合の数「積の法則」で直前の問題を解き、
4×3×2=24個の「約数の個数」を、解答欄に書いているためである。
解きなれた問題の過程・結果を使って、次の問題を解く。それに人は慣れている。
今まで成功した過程・結果を使って、次の問題を解く。社会問題についても、そうしている。
しかしそれが「危うさ」を招くこともある…という『格好の応用例題』となる。
数学を学ぶ意味は、こんなところにもある。
柔軟な発想。
「基本に立ち返る」ことも、その選択肢の1つとなる。
そして間違えてもいい。まず、やってみること。
そうすれば、『すんなり解決する』ことも、あるのです。