交流 ~栗林佐知「恩人」について~

星野 健

2016年11月25日 00:01


 ~多様性のある学生集団での交流~

准看護学校最大の特徴は、学生の多様性。
それぞれの背景、それぞれの感じ方、そこからの学びは大きい。
「恩人」という栗林佐知さんの素晴らしい作品を通し、
「互いの違い」を、さらに感じ取っていくのが本日の狙い。

栗林佐知短編集「はるかにてらせ」未知谷 より
「恩人」を読んでの交流。
主人公にとって「16人」の恩人が発見された。
人による感じ方・受け取り方の「違い」が交流できた。

主人公の思い出を作った小学校の先生、
主人公の母が離婚のときにお世話になった弁護士
そこまで広げて「恩人」と感じる人もいて、驚いた。
人の感じ方は、やはり違う。

学生は全日制進学者を除き、あと少しで世の中へ出る。
そこにはいろいろな「痛み」を持つ、人々と出会うことになる。
人の感じ方に対するセンサーを、授業を通して出来る限り強くしたい。
せっかくのこの「多様な集団」を、生かさないのはもったいない。



「これからの社会を生きぬくことは、なかなかに大変なことです。知的にタフであれ!どのような場所で学ぶ場合においても、これからを生きぬく子どもたちには、そう声をかけたいものです」

私も
「准看護学校でしかできないこと」
それを模索し、これからも考えていきたい。

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