「恩人」 ~とらえ方の違い~

星野 健

2015年10月23日 00:01

 
 ~同じ話を読んでも、とらえは違う~

4コマ目の授業に。
栗林佐知短編集「はるかにてらせ」未知谷より
「恩人」を授業の中で読む。

タイトルにある「恩人」
主人公の恩人とは誰か。
根拠と共に、メモにまとめる。
恩人は「何人いても、かまわない」と。



主人公に自分を重ね合わせ、
「関わった人を『恩人』とらえるのか。」
何度も読み返し、考えてもらう。
次回は結果を元に、グループをつくり交流。

本文中に出てくる准看護師の資格取得については、最初に補足説明した。
確かに本に出てくるように、その当時は、現在に比べると楽であった。
資格試験が楽だったので、その当時の生徒も気軽に授業を受けていた。

その資格試験を比較すると、
現在は150分で150問に挑み、60%以上の正答率が必要。
この本の当時では、
60分で70問に挑み、50%以上の正答率でOK。

しかも、その当時は出題に偏りが大きかった。
基礎看護・人体からの出題が過半数だった。
四択のため、その他の問題もなんとなくわかっていれば、
合格しやすかった。

主人公は、准看護師から看護師になった
「生徒たちの先輩」
にあたる。
生徒たちが「共感しやすい短編小説」が見つかってよかった。

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