レジリエンス

星野 健

2014年07月17日 04:31


 「やなぎ」のイメージ

 昨日、本屋に行った。
「教育心理」という月刊誌の表紙に
「レジリエンス」という言葉が。
特集のようだ。
さっそく、立ち読み。

 読み終わったとき、30年も前の大学の授業が、頭に蘇る。
経営工学で、「労務管理」を学んでいた時のことだ。
人を採用する時の条件に、
トレランス(耐性)
という項目があった。

 もう一つ、去年の授業改革フェスタで紹介した
アンチ・フラジャイル(壊れにくい心)
という言葉を思い出した。

 レジリエンスは、コトバンクにあるように、
http://kotobank.jp/word/%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9
「困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生き延びる力」として、本では、使われていた。

 『トレランス』のイメージが、刺激に対して、冷めて意志の固い『鋼鉄』であれば
 『アンチ・フラジャイル』が、外は変形しても、中の「心」は変わらない『スポンジ』
 『レジリエンス』は、たとえ困難でもしなやかに、ポジティブな面さえ感じとり、元に戻る『やなぎ』
という感じかも。

 http://webronza.asahi.com/synodos/2014071400002.html?ref=chiezou
の記事に次のような文章かある。
 「一度、レールから外れたら終わりなのではなく、社会に再チャレンジする際には、どうせなら自分の経験を生かして、社会を豊かにするために活用するというパスがあるといいですよね。このような総合力を「レジリエンス」といいます。」

 なるほど。
自分を振り返ってみる。
看護の世界に「再チャレンジ」しようという相談を、今年度だけで、塾で十数回受け付けた。
介護、医療事務、保育、心理…それぞれの「経験を生かして」社会を豊かにしたいという思いが、それぞれからあふれていた。

私の経験が、「レジリエンス」という言葉と結びついた。
 




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