リアルタイムでニュース7は見れないのが残念…
准看護学校での数学講座授業を終え、急いで岐阜駅へ向かう。
さすが人気講師の一日講座…15分前では、後ろしか空いていない。
(私の授業では、自由席だと、前の方が空いているw)
今日はNHK天気キャスターである寺川奈津美さんの一日講座。
天気に関わるいろいろな話、クイズ(なんとか、3問とも正解した)、質問への受け答えなど
あっという間に、終わってしまった。それだけ充実していた。
印象に残ったのは、寺川さんの、天気キャスターになった「思い」。
NHK鳥取放送局でのキャスターを務められていた頃、そこで例年にない大雪が。
事前に大雪情報を放送はしたが、受け手の視聴者は「普段と同じくらいの大雪」と捉えていた。
その理解のために、被害に合われた方が多くいた。
寺川さんは、気象予報士の資格を持っていたにも関わらず、その大雪の凄さを事前に伝えきれず、
「力になれなかった」との「思い」を持つ。
その思いからN7の天気キャスターになることを決意。
採用され、翌年から東京へ。
天気キャスターとして、日々専門性を極めようと努力されている。
テレビに映るのは、たった2分。
その2分でどう伝えるのか。
短い方が難しい。
講座の最後に質問された方の返答で、寺川さんは涙でなかなか話ができなくなった。
質問された方は、寺川さんの東北震災を伝える姿勢に
「すばらしさを感じた」ことを述べられていたにも関わらず、
その時の感想を聞かれ、言葉が出なくなった。
少しずつ、語られた内容は…
東北震災の時、まだ、東京で1年目で学ぶことが多く、被災地にすぐに行かなかったこと。
震災一年後にようやく現地に行き、言葉を失ったこと…。
「自分の目で見ていないこと」を伝えたことへの反省が、涙から感じられた。
その反省は、生きている。
講座では、最近、足を運んだ被災地の話が後半にあった。
伝えたい「メイン」の部分だ。
去年の7月の南木曽、今年の8月の広島、足を運んで写真を撮り、
災害に対する自分の「考え」「思い」をしっかりと、私たち受講者に伝えている。
やはり、
「思い」に動かされ、人生を決めていく人の言葉には力がある。
これからの寺川さんの活躍、活動の広がりが楽しみなった。