岐阜准は変わります⑤自由と責任
准看護師は誇り高き立派な職業です。准看護師の養成停止を主張する人たち
もいますが、病める患者さんの看護をしたいという優しい気持ちを持った人が、
看護職員になるための道は、たくさんあってもよいのではないでしょうか。確
かに看護師になる道として考えるならば多少遠回りかもしれませんが、段階を
踏まなければ看護師になれなかった方も大勢いるのです。
准看護師制度へのご理解をお願いします。
日本医師会
の最後の部分より
http://www.med.or.jp/nichikara/junkan1.html
<ここからは、私の考察>
日本医師会の主張のように、私も看護職員になるにはたくさんの道があっても
いいと思っています。岐阜県内は特に准看護学校が9校、准看護学校卒業後に看護
師になるための学校、すなわち第二看護学校が4校も存在しています(ちなみに隣の
三重県では志摩に准看護学校が1校、第二看護学校は存在しません)。
岐阜県は「看護師になりたい」という気持ちが強ければ、他県よりもなりやすい
とも考えることができます。
岐阜市医師会准看護学校では、全日制にする頃から、学校全体の取り組みで進学率
を高めてきました。そして、卒業生の6割から7割が進学する学校に変貌しました。
その実績から、第二看護学校の系列化に踏み切れたとも考えられます。
今回の岐阜准の変革で、入学する学生の目的は「多様化」すると考えられます。
現在のように「進学が目的」という学生の割合は、定員増のため減ると予想できます。
また、授業時数の減少で、週あたり3コマ(計6時間)は「自分の時間」となります。
この時間で働くことも、勉強することも、遊ぶことも「自由」です。しかし、学習内容・量
ともに、減るとはないので「責任」も自分でとることになるのです。
大人の感覚を持ち、自分をコントロールできれば、すばらしい学生生活を送るこ
とができるでしょう。
私も、准看護学校での新たな出会いを楽しみにしています。