事実を検証できる環境が… ~デジタルアーカイブが急務~
~図書蔵書焼却処分~
ツイッターで気になる記事を見つけた。
大きなニュースにならないことが不思議である。
知り合いの作家、栗林佐知さんのツイートがパズる。
事実を検証するときに、必要不可欠な資料が焼却される。
知的財産に対する感覚を疑う。
ふと、私は岐阜女子大学主催の講演会の話を思い出した。
https://www.gijodai.jp/jyouhou/info/2019/08/2315
作家・脚本家の冲方丁氏は、作家におけるデジタルアーカイブの重要性を語られた。
デジタルアーカイブのおかげで、時短が図れ、若い歴史小説家・SF小説家が誕生しているとのこと。
また、東京大学特任教授の長丁光則氏は、大学図書館について語られた。
北京大学と東京大学の蔵書数は910万冊で同じである。
北京大では、180人の方が蔵書のデジタルアーカイブ化に携わっている。
それに対して、東大ではたったの10人。単純に18倍の年月がかかってしまう。
北京大がデジタルアーカイブを急ぐ理由は、
「大学卒が3億人しかいない」ためだという。
残りの11億人に大学の知識を使える環境を整えるためだという。
東大の姿勢、高知の焼却処分の流れとは雲泥の差だ。
こうなると、デジタルアーカイブは急務である。
アーカイブする内容が重ならないように割り振り、
効率よくデジタル化すれば、後々に役立つデータとなる。
検証できる内容を後の世に残すことが何より大切だ。