「書き換えてしまう記憶」との戦い ~社会人看護入試対策~
~「上書き保存」からの脱却~
塾にて社会人の看護受験指導。
分数式の文字式・方程式の解き方が混ざる。
「方程式を学ぶと、文字式の解き方が消え、
文字式を学びなおすと方程式の解き方が消える。」
こういうとき「同じように見える」問題を並行して黒板に書く。
「つぎの計算をしなさい」
「つぎの方程式を解きなさい」
…問題文がまず違う。
そして、式も違っている。
一方は、文字と数字だけ。
他方は、式と式の間に=がある。
それでも同じ解き方をして、同じ答えとなる人もいる。
このように、同時に並行して「区別していく時間」が必要となる。
その上で、いろいろな解き方の中から「自分にしっくりといくもの」を選ぶ。
たとえ時間がかかったとしても、数式の問題は「正解したい」問題。
解ける問題は、確実に。「上書き保存」からの脱却をはかりたい。