e-Statで見る 岐阜県内看護受験環境の変化 ~➁第二看護学校~

星野 健

2019年12月29日 00:01


 ~2020年度も、合格しやすい年になるか?~

准看護師の免許を持っている人で、看護師を目指す人が通う学校。
それが「第二看護学校」です。
岐阜県の第二看護学校は、ピーク時で6校ありました。
その後、豊田学園は短大に、平成医療の通信制は募集停止となり、現在では県内4校となっています。

■数字の変化で確認しましょう(すべて岐阜県のデータです)。
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(http://www.e-stat.go.jp/
数字は 受験者 合格者 倍率 
2009年 340  226  1.50  
2010年 298  221  1.34  
2011年 305  214  1.42  
2012年 342  223  1.53 
2013年 314  220  1.47   
2014年 365  229  1.56 (岐阜市第二看護・最終募集)
2015年 367   234    1.57
2016年 299   178    1.68 (県衛生定員減)
2017年   250  181   1.38
2018年 173  160   1.08
2019年 193  171   1.13

2019年度入試を振り返ってみると、
193-171=22となり、不合格者は4校で22名となります。
そのうち、全日制県衛生での不合格者は17名。定時制医師会立3校では5名となります。
https://www.pref.gifu.lg.jp/kodomo/iryo/ishi-kangoshi/20301/nyuugakusiken.data/H31jukensha.pdf

県衛生は「アドミッションポリシーによる入試選抜」を行っています。
https://www.pref.gifu.lg.jp/kodomo/iryo/ishi-kangoshi/20301/nyuugakusiken.html
そのため「定員まで合格者を出す」とは、限りません。公募でも不合格の方が少なくなかった状況です。
「県衛生のみ」の受験は、かなりリスクが高くなります。

となると「定時制医師会立3校の2次募集があるかどうか」ということになります。
状況的には「ある」可能性も考えられます。ただし、
第二志望となる学校の2次募集が「ない」場合も想定されます。
名古屋市医師会が今年度最終の募集です。その影響が岐阜県に今年から出るかもしれません。

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