受験勉強を通して「続けられる力」を ~社会人の看護受験~

星野 健

2020年03月06日 00:01


 ~入学後の「学び」に備える~

昨日で大垣准看護学校の出願が終了しました。
3次募集がない限り、これにて今年度の岐阜県内准看護入試は終了しました。
これから塾も「来年度入試」に向けて動きます。
今年度の岐阜県内准看入試は「合格しやすい」年となりました。

11・12月の推薦入試では、高校生の動きが見られました。
今年度中に決めたい方が、早めに動いた印象です。
また、羽島准看が推薦比率を80%程度に上げました。
それでも不合格者が少なくない状況でした。

羽島准看は、一般入試でも高倍率でした。
最初の合格発表では7名の合格者。
その後、繰り上げ合格が塾に通われた方から複数出ました。
前年度は各務原准看、今年度は羽島准看が高倍率という結果でした。

他の准看については、併願者の辞退もあり合格しやすい状況となりました。
今年度は、複数校受験した方は合格しやすい年だったと言えるでしょう。
ただし、合格しやすかった年は入学後、留年・退学者が多い傾向もあります。
「学ぶ姿勢」が身についていないと、早ければ入学直後の5・6月で留年決定となる方もいるのです。

特に「座学」の段階での留年は避けたいものです。
「新しい言葉」が覚えらない状態での入学は、最も危険です。
特に「人体のしくみ」が覚えられないようでは、その後の学びは「無理」となります。
そのため、早い段階で「留年」が決まるのが准看護学校の特徴とも言えるのです。

学び・覚える習慣は、現役高校生は身についています。
中間・期末テストでは、覚えたことを書いています。
できなければ、高校を卒業することが厳しくなります。
卒業できた生徒さんは、ほとんどの方ができているのです。

それに対し、高校中退・社会人の方は「久しぶりの勉強」となります。
また、働くこと・家庭を支えながらの学習となる方が多い状況です。
合格された方は短い時間で暗記をする習慣を、入学前につけておきましょう。
特に、人体に関する言葉は、今のうちから覚えておいて損はないのです。

これから受験される方は、学び・覚える習慣をつけていきましょう。
進学後は、高校新卒の方とともに学ぶことになります。
新しいものをストレートに覚えるのは、加齢とともに厳しくなります。そこで、
いろいろな経験と結び付け、若い方とは違う覚え方を身に着けていきましょう。

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