~岐阜県の判断は早い~
私が講師をしている岐阜聖徳学園高校の休校が、5月31日まで延長となった。
http://www.shotoku.jp/gsh/news/2020/04/145303427.php
先週からスタートした学習支援は、今後も続くこととなった。
https://nyoki.hida-ch.com/e1058102.html
学習支援の方向は、学校全体で決まっている。
http://www.shotoku.jp/gsh/news/2020/04/142155413-1.php
「① 授業(課題)の配信や指示」「② 課題の提出」「③ 提出された課題への評価(コメント)」
の3つを、1つのパッケージとした学習支援となっている。
私の場合、現在のスタイルは以下の通りだ。
①は、Classiによる動画視聴とその後の確認問題で学習状況を把握
②で、教科書「練習」を解いてロイロノートで提出。上記状況により補足説明を事前に配布。
③は、ライブ授業で課題評価・返却、質問の受付と返答。すべてロイロノートで行う。
単元を通しての見通しを立てるために、5月末までの学習計画表を作った。
基礎的な内容に絞り込み、単元全体を見通して学ぶ形に変えた。
応用例題など、多くの知識や説明必要なもの、別解があるものは学校で扱う。
「仲間との学び」が、より効果的なものは、後で扱ったほうがいい。
数日間の授業を通して、感じたことがある。
質問をカードにして、送ってくる生徒が多いことだ。
そのカードに対して補足説明を書き込み、クラス全体にその「質問と答え」を広げていく。
ライブでこれを行う教師は、とてもハードな作業となる。話をせず、カードにその解答を書いて返すからだ。
この苦労を通すことで、現在、対面授業とほぼ同じ手ごたえを感じている。
今年は同じ授業を5クラスで行っている。
話しただけでは、その内容は「消えてしまう」が、カードに残せばその内容は「手元に残る」のだ。
つまり、そのカードを使って後のクラスでの質問にも、応じることができる。
前に書いたように、今やっていることは「次善の策」という想いは、さほど変わっていない。
確かに、対面授業・教え合いの良さをさらに強く感じることの方が多いくらいだ。
しかし、一度も会っていない生徒がこれほど生き生きと質問をし、その返答に応えてくれる。
その新たな驚きと喜びが゛、今の苦労を支えている気がする。
今日の失敗を反省し、改善し、より良いものに変えていく。
新規採用で働いたころの気持ちが、こんな形で蘇るのも不思議な気がしている。