社会適応 ~多様な生き方~

星野 健

2020年12月06日 00:01


 ~選択肢の中から選ぶ~

適応のため、選択を迫られる時がある。
学校、仕事、家庭…世の中に対して、どのようにかかわるのか。
たとえば、不登校・退職・離婚という選択も「自分を守る」という場合もある。
話を聞くと、メリット・デメリットを考え抜いた上での決断である場合が多い。

ちきりんさんも、前例がない道を歩み、
今のスタイルで、世の中とかかわっている。
選択肢が増えた時代では、そのメリット・デメリットを捉え、
新たな生き方を模索できるとも言える。今はそんな時代になったのだろう。

准看護学校の授業で、毎年・選択肢について話をする。
以下の言葉は、吉田武『虚数の情緒』P121からの引用だ。
「思いやり」を持つことで、「頭を良く」していく。看護をする中で、大切にしてほしいことだ。
下の言葉は羅列ではなく、また、初めにつながっていく。

「選択肢」は「頭の良さ」だとか「勇気」だとか「信念」などという、どうにも定義のしようがないものに、若干(じゃっかん)の説明を与える。すなわち
 「頭が良い」とは、選択肢の数が多い事。
 「勇気がある」とは、多くの選択肢の中から、ただ一つに賭けられる事。
 「こだわらない」とは、決定の変更に柔軟な事。
 「信念がある」とは、選択の拠(よ)り所が状況によって変化しない事。
 「器量がある」とは、選択肢の公開に無頓着(むとんちゃく)な事。
 「思いやり」とは、他人の立場を自らの選択肢の中に取り込める事。
などと、定義し得ると思うが、如何(いかが)であろうか。  



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