社会人から看護師へ ~岐阜県にはチャンスがある~

星野 健

2024年01月27日 09:21


 ~ いつ どう手を打つのか~

塾では、社会人の看護進学相談を受け付けています。「環境」「対象」「自分」の全ての条件が、整っている場合、今から受験準備をしても4月から看護・准看護学校へ進学も可能です。翌年以降に持ちこした方が、より良い条件に整う方もいます。ストレーターの学生とは違い、「状況を把握する」ことが何より大事になります。「環境」「対象」「自分」の3つの視点から考えていきましょう。

「環境」
世の中の環境、自分の家庭環境、学生生活を送るための経済的な状況…『無理のある状況』での進学は、少しの変化でも中途退学につながります。特に「経済的な状況を進学前に整える」ことは、社会人としてやるべきことになります。必要な金額は、進学先・公的な援助によりかなり変わります。

「対象」
進学予定の学校で『どの程度家庭学習が必要か』を調べておく必要があります。特に、県衛生第二看護進学希望の方は『事前学習時間確保』が必須になります。また、病院実習期間、家庭生活の安定が図れない場合は、看護進学は先延ばしにします。家庭環境が変われば、進学のタイミングが来るときもあります。

「自分」
暗記する力がないと、学生生活は続けられません。文章は短く・わかりやすく書く力が必要です。会話の中で「根拠は」と問われ、答えることができるかも大切です。特に実習中は体力だけでなく、メンタルの部分も強くないと、学生生活を続けられなくなります。受験前に鍛えて置き、充実した学生生活を送るための準備が必要な方もいるのです。

「今年、絶対に看護進学しないといけない」中学・高校生とは違う状況です。社会人は『いつ どう手を打つのか』で、進学・学生生活の継続可能性が大きく変わります。条件を整えてから、自分を鍛え上げてからからの進学が、看護学生を続ける基礎となります。「准看で2年学び、いったん就職。タイミングを見計らって第二看護に進学し看護師を目指す」という道が、岐阜県にはあります。看護師への道は諦めなければ叶います。

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