県衛生第二看護入試に向けて ~准看護学校2年生・入塾相談~

星野 健

2018年04月08日 00:01


 ~今年度入試の見込みと対策~

今年度、県衛生第二看護1校に絞って受験する方との入塾相談。
准看護学校2年生の方だった。
受験機会は2度。公募または推薦の前半入試、
一般の後半入試の2回で勝負することになった。

ただし、この方法はリスクも伴う。
前半入試と後半入試では、受験科目が一部違っている。
特に困るのが数学だ。
公募入試では数Ⅰ・A、一般入試では中学数学からの出題となる。

ポイントは
「公募入試の後から、中学数学を押さえることができるか」
ということになる。
面接した方は、間に合いそうだった。

では、一般入試に絞れば合格しやすいのか…という考えも成り立つ。
確かに、中学の学習内容に絞り込めば合格しやすくなる。
しかし、一般入試の方が競争率が高くなる可能性も今年度は考えられる。
看護受験は「受験者数により難易度が激変する」のである。

前年度の定時制・全日制第二看護入試は、ここ数年で最も合格しやすい年となった。
通信制受験制限が勤務10年から7年に短縮され、その影響も受けた。
また、岐阜県内准看護卒業生数も例年になく少なかった。その影響も受けた。
したがって、前半の入試で不合格だった方も、後半の一般入試で、ほとんどの方が合格した。

しかし、今年度はその反動がくる年となる。「楽な年が2年続くこと」は、過去にはなかった。
通信制不合格者は、通信制を再受験するとは限らない。
通信制入学者が、定時制・全日制へ進路変更する可能性もある。
それに加えて「合格しやすい」ことを聞いた准看護師の方が、受験に参加することもある。

そして、今年度は前年度よりも岐阜県内准看護学校2年生が多い年。
准看受験した年の入試倍率も高かった年なので、精鋭化している。
こういった年は、進学希望者数も多くなる傾向がある。
受験機会を増やすことが「何よりの対策」となるのである。

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