高校では点が取れない… ~塾での個人指導にて~
~自分の都合に合わせて通塾~
塾に初めて通われる高校1年生の方に、学習指導。
「高校生になって、見たことのない点を取ってしまった…」と語る。
とても、驚いている様子。進学校に通う生徒にとって、そのショックは大きい。
しかし、これは不思議な事ではない。
小学校・中学校の母集団は、公立の場合「地域」となる。
勉強に興味を持たない人も、意欲のない人も、一緒。
また、評価も「到達度」を重視。極論では全員5でも全員1でもいい。
テストも同様。定期テスト平均も5教科で300点を超えることが多い。
それに対し、高校はどうだろうか。
母集団は、入試で選抜されたメンパーとなる。
その中で「差」をつけるための定期テストを、教師は作成する。
それを元に評定をつける。なので全部が「5」となる生徒はレアな存在になる。
今までの『テストでの戦歴』が、リセットされたのである。
なので逆の場合も『よくある光景』となる。
余裕を持って進路選択し、最初の定期テストで成績上位となる。
余裕を持った状態で、高校はじめての夏休みを迎え、満喫する。
休み明けの課題テスト・実力テスト・定期テストの3連続で「撃沈」する。
『(意欲)を保ち続ければ、(能力)は付き、いつかは(結果)がついてくる。』
その想いを持って、高校生生活を続けてほしい。
母集団の範囲は今は狭く、順位は大きく変わる。
やがて範囲は広くなり、意欲さえあれば『自分の場所』が、なんとなく落ち着いてくることになる。