言葉と出口 ~数学における表現~

星野 健

2018年09月22日 00:01


 ~「文字」の問題~

塾での看護受験対策。
文字式を学んだあとの小問。
「積を表す式を作りなさい」という問題。
質問をしてきた塾生がいた。

「積」という言葉が「出口の形」を示している。
しかし「積」の意味が解らない。
出題の意図は、『かけ算の × を省略して表現してほしい』ということだが、
かけ算の答えである『積』を知らなければ、何もできない。

同様のことが、一次方程式を学んだ後でも起こる。
等式の変形の問題。
「bについて解きなさい」と問われているときに、
何をすればいいのか、わからない。

言葉の知識を身に付けること。
問題を通して、その言葉に慣れること。
出口の形が頭に浮かぶこと。
「久しぶりに学ぶ」ということは、ここからスタートとなる。

そして、解説を読んでわかる状態にする。
さらに、「いつ聞かれても『できる』」ようにする。
ここまでたどり着くのには、個人差がある。
ただ、そのスタートは『言葉から出口』がわかることだ。

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