正規職を続けていても… ~月収分布による職業選択~
~シングルマザーはなぜ看護師を目指すのか~
岐阜では、全国的にも珍しい現象も起こっています。
『岐阜県保育士年収が5年前より下がっている』
http://nyoki.mino-ch.com/e30410.html
このため保育士の方が塾に通い、看護師を目指すケースも多いのです。
シングルマザー看護奨学生の中には、正規職を続けている人もいます。
しかし、その正規職の収入では経済的に苦しいことが話題になります。
働いているシングルマザーの方が、経済的に苦しい。
世界的に見て不思議な現象は、職業別の月収分布でわかるのです。
舞田先生も、次のようにタイトルを付けられています。
「保育士の年収は317万円、介護職員は309万円———これから需要が高まる職業が低収入に」
http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=7060&page=3
続けていても、昇給が少ない。
これからの見通しが立たない。
保育士、医療事務、介護職員のシングルマザーからよく聞く言葉です。
舞田先生の月収の可視化により、その事実がより鮮明となりました。
かと言って、
高収入の職業に就くには、莫大な投資が必要
となるのです。シングルマザーにはその投資も、時間もありません。
ひとりで収入を支えるシングルマザーにとって、
看護師は「今からでも間に合う、唯一の仕事」となります。
看護学校・短大へ通っても、学費相当の給付が得られます。
正規職にいつでもなれ、月収20万以上をすぐ確保できるのです。
現状では、
この道しかないと感じているのでしょう。