岐阜県にはチャンスがある➁ ~看護職就職からの考察~

星野 健

2017年07月08日 00:01



「こんなに看護の学校が増えて、就職はあるのでしょうか」
私の塾に通う方から、多く出される質問です。
確かにこの数年で看護大学を中心に、養成機関が急増しています。
2025年問題を「訪問看護師増」で乗り切る政策との関係もあります。

岐阜県でも、看護師・准看護師の養成数が、年々増えています。
それでもまだ現場は、なかなか看護師数が増えていかない状況です。
それはいったいなぜでしょうか。
全国的に起こる「離職率の問題」だけではないのです。

岐阜県内の看護養成校の所在地は、県南部に集中しています。
在校生も、愛知県民の場合も少なくありません。
卒業後、愛知県で就職という例は、少なくないのです。
県内に留まる数を「養成数を増して」対応している状況とも言えます。

岐阜県も大卒看護師が今後増えてきます。その大卒看護師も愛知県への流出、
訪問看護師増で病院看護師が不足し、県内就職が減ることはないでしょう。
逆に言い換えると、資格取得者は県内就職のチャンスに、
「恵まれている県」とも、言い換えることができるでしょう。

このことは岐阜市医師会准看護学校・学校長のあいさつ文からもわかります。
http://www.city.gifu.med.or.jp/kango/school/massage.html
岐阜市内の看護師・准看護師の45.4%が、岐阜市医師会准看護学校出身。
中でもシングルマザーは地元就業定着率が高い存在。
すなわち、地域医療を支える大事な存在となるのです。

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