1つの道に、こだわらない ~多様な選択肢から、問題解決~

星野 健

2017年10月05日 00:01


 ~時間が「限られている」時もあるが…~

講師をしている高校は中間テスト。1年生は数Ⅰ・2次関数。
グラフをかくにも、いろいろな方法がある。
授業では「効率的な」解き方を探る。答案では、
その方法にこだわらず「何とかしよう」と、努力している生徒もいる。

平行移動、完全平方、表…グラフはどんな方法でもかける。
確かに効率的な「1つの道にこだわる」ことで、短時間で解ける。
しかし、その方法で行き詰まると、あきらめることになる。
あきらめたところで、その課題に対してはギブアップとなる。

閉ざされ、安全な状況である時は、1つの方法でいいかもしれない。
常に同じことを繰り返し、慣れ、早く確実な処理が有効だ。そのための訓練に時間をかける。
開かれ、自然な状況に戻された時は、多様な方法の準備が必要。
その時に応じて選択肢から見つけ、時間がかかっても処理すればOKとなるときもある。

世の中を見ても同様。根底が「一気に崩される」時がある。
そんな時こそ、その人の粘りと腰が見えてくる。
同時に物事を進め、途中から1つの方向に集約することもさえある。

無駄をし、断念する。
そして選択して進む。
そんな世の中を生きる人も、これからは増えるだろう。

数学を通して、このことは感じることができる。
これからの「大事な素養」となるだろう。





同じ日に、同じような事が頭に浮かぶ方が…。
人はやはり、環境に影響されるのだろう。

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