看護職へシングルマザーが集まるのは なぜか

星野 健

2017年12月09日 00:01


 ~看護職を目指すため、塾へ~

「なぜ前職を辞めてまで、お金と時間をかけ看護職を目指すのか」
その疑問は、塾を始めた頃の私にもありました。
前職で多いのは、美容師・看護助手・介護士・医療事務・保育士の方々です。
今回はその理由を可視化したツイートを集めてみました。


男女差が国際比較しても、飛びぬけて大きすぎるのです。


結婚・出産に伴い、正規職を離れる女性は多い現状。
離職後に離婚となると、前職に復職し正規職に戻れる可能性は低い。

美容師・看護助手・介護士・医療事務・保育士と看護職とでは、
時給換算すると大きな差があるのです。


上記ブログによると、2015年の看護師の時給は2403円。
美容師・看護助手・介護士・医療事務・保育士の時給は1534円以下。
看護師時給の3分の2を下回る時給となるのです。
『時給の差』の直撃を受けるのが「母子家庭」なのです。


世間からの目も、世界的に特異な状況。


自己責任を感じ「やり直す」にも、なかなか同じスタートラインに立てない。
勉強に専念できた学生時代と違い、働きながら勉強しなければならない。
家事・子育ての時間は仕事以外では最優先。ましてや塾に通う時間も費用もない。
看護職を目指す決意をしても、なかなか前に進めない状況なのです。


クラウドファンディングReadyforでシングルマザー進学支援を始めて3年。
皆様の支援のおかげで、今年の12月までに15名の方々が看護職への道を歩み始めました。
このブログの過去記事にて、歩みは残してあります。興味のある方は是非、ご覧ください。
http://nyoki.mino-ch.com/c1103.html

関連記事
公立看護学校は現役が有利 ~社会人は「新課程の数学」が必要~
岐阜県立衛生専門学校 令和7年度も国家試験合格率100%
准看・看護学校等受験対策個別支援~岐阜県内在住・ひとり親の方~
弥冨看護通信制2026年度募集要項 ~推薦入試は今年も書類選考のみ~
准看の入試問題 ~出題範囲は高校入試程度まで~
岐阜市医師会准看護学校 進学・就職状況更新
キャリアを引き継ぎ、いつでも正規職に ~看護師の魅力~
Share to Facebook To tweet