高専だけは別世界と思っていたが…

星野 健

2016年08月25日 15:18

 
 ~塾卒業生からの予約に驚く~

本日突然、塾の卒業生で、高専3年生から予約が。
そして、その学習内容が衝撃的だった。
国立高専学習到達度試験問題の解き方についての質問だった。
http://www.kosen-k.go.jp/attainment.html

「教育内容・方法の改善や、学生の主体的な学習姿勢 の形成を促すことを目的」
としている。その趣旨はわかる。
その試験に対して、高専独自の対策問題集・夏休み・冬休み明けのテストを行い、
1月の本試験に臨むということらしい。「成績に加味する」という話もある。

さらにeラーニングシステムもある。
http://www.math.rash.jp/cell.html
「習うより慣れろ」
ということなのだろうか。

高専の数学は、例題・応用例題とも少なく、進度が早い。
そして、章末課題にノーヒントで取り組む厳しさがある。
考え方は深まるが、テクニックを積み上げる学びではない。
しかし、eラーニングの問題を見ると、教科書と違い慣れていないと解けない。

テクニックが必要なのである。

そのギャップを、夏休みに埋めることになるのだが、
動機づけは「成績」のみ。
大学進学をするわけでもなく、
そのことが直接・専門科目につながっているとは感じにくい。

この調査の「大人としての趣旨」はわかる。
しかし生徒にとっては、「迷惑な話」でしかないのだろう。

そして、頭にもう一つのニュースが浮かぶ。


こうなってしまったら、趣旨も何もない…

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