「チャレンジ受験」の注意 ~看護受験の場合~

星野 健

2016年09月28日 00:01


 ~どうしても、受かりたい~

「先生、どうしても今年、受かりたいんです。」
という言葉。最近よく聞きます。
その方には、前半は「チャレンジ受験」
後半に「浪人しないための受験」を勧めています。

例えば第二看護受験の場合、前半に県衛生の公募推薦
後半に、複数校の受験をする。
また、第一看護受験の場合、前半に推薦・一般の一看受験。
後半に准看護学校の受験をする。

このように、受験科目が違う場合、
「難」「易」へが原則。逆の場合は、精神的にもきつい。
そして日程的にも、本命受験に「長い時間」を、
滑り止めには「短い時間」で勝負したい。

ボイントは、その短い時間で
「滑り止めが受かる力があるのかどうか」
の見極めとなる。元の学力に戻すのは早い。
それ以上に積み上げるのは、難しいのである。

前半の入試よりも、後半にいったん目を向ける。
後半が「間に合う見込み」があれば、前半のチャレンジをする。
後半が間に合いそうになければ、前半は存在しなくなる。
後半の入試こそが「本命」に代わっていくのである。

岐阜市医師会准看護学校のように、
初めから予定されている「2次募集」も、うまく利用したい。
ただし、定員割れの場合に2次募集をしている学校は、
実際に入試が行われない場合もあるので、注意が必要。

たとえその学校が「毎年のように欠員で2次募集」をしているとしても、
それが、今年にも当てはまるとは限らない。
特に今年の岐阜県内准看護入試は、
稲沢看護募集停止・名古屋市医師会定員減の影響を、かなり受けるだろう。

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