看護奨学生が合格しました ~羽島准看・推薦入試~

星野 健

2016年11月23日 00:01


 ~たぐりよせる力~

昨日・羽島市医師会准看護学校推薦入試の合格発表がありました。
「10時に玄関に掲示」とのことで、塾生の結果を見に行ってきました。
合格でした。
この合格は、塾生本人の「たぐりよせる力」の賜物です。

この塾生はReadyforでの支援を受けた
シングルマザー奨学生です。
https://readyfor.jp/projects/KANGO2016
4月からフルタイムの仕事をしながら、努力を積み重ねてきました。

志望校を決定したとき、この推薦入試を受けることに決めたのも、本人でした。
第一志望であった羽島准看に社会人推薦があることを知り、
現在勤務しているところの上司に、推薦状をお願いしたのです。
「受験する」すなわち「仕事を辞める」ことが、明白なのです。

それにもにもかかわらず、上司の方は推薦状を書いたのです。
奨学生の「日頃の働きぶり、性格」を認めていただけたのです。
私は、その奨学生の社会人推薦受験自体「無理だろう」と感じていました。
しかし出願書類が整い、出願受理され、受験にたどり着けたのです。

受験にたどり着いたとしても「他の受験生に負ける可能性も高い」
と、私は思っていました。「たとえ実力が上がったとしても、それが認められるのだろうか」と。
もし高校生が多かった場合、もし地元の医師会推薦者が多かった場合…
シングルマザーである塾生は、どうなるのかと心配していました。

しかし、出願にたどり着いたこの奨学生は
「ダメでも元々」と、明るく、前向きに受験に向かいました。
国語・数学・社会・作文・面接…とにかく私も、出来る限り「特訓」していきました。
メキメキと力をつけ、すっきりとした気持ちで受験に臨めたのです。

そして、合格。合格者5名の中に、受験番号が入っていたのです。
「もし合格したら、私の使わなかった時間を他の奨学生のために使ってね。」
その塾生は自分のことだけでなく、同じ立場の仲間にも気を配ってくれました。
きっとこの奨学生は、多くの方を支えられる看護職として活躍してくれることでしょう。

夜、合格報告の電話がありました。
とてもうれしそうでした。同時に、支援への感謝の言葉にあふれていました。
これから入学まではしっかりと休んで、
お子様との時間を大切にしていただきたいと思います。

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