高校生から看護師を目指すには ~「あれも・これも」で進路選択~

星野 健

2015年05月09日 00:01


 ~複数同時に狙ってみることも~

 塾に入塾相談の電話が。
現役高校生の母親から。
「准看入試のため、塾に通いたい」とのこと。

 高校から看護師を目指すには、4つの入り口がある。
大学・短大・専門学校・准看護学校。
どこから入るのか、悩みどころ。

 看護協会が勧めるのは「大学」。
私のブログでも紹介している通り、
現役高校生と同年代は「大卒看護師」が主流となる。
また、上位資格取得も、大卒だとスムーズだ。

 人気があるのは「公立看護専門学校」。
母親世代から進路を聞くと、
まずはじめに、この進路を聞くことになる。
「安く・早く看護師になれる」ことから高倍率が続く。

 ねらい目は「短大」
倍率は高くなく、入試科目も絞ることができる。
併願推薦・自己推薦を利用するとで、
「浪人」を避けることができる。

 最後に「准看護学校」
例えば、大学・短大推薦で「他の学科に合格」となり、
進路変更も考えなければならない時でも、
准看護学校に合格できる力があれば「推薦辞退」ができる。

 それぞれのメリットに着目することで、入試に向かう姿勢も変わる。

 例えば、一般受験がメインなら、
短大・大学の「併願推薦」を利用する。
年内に「1校合格」を決めておいて、
狙いの大学・短大・専門学校を中心に、複数受験する。

 また、推薦がメインなら、
11月までは「小論文」を中心に学び、平行して、中学の漢字・数学の計算力を付ける。
推薦の短大・大学の「看護学科に合格」なら、それで終了。
「他の学科に合格」なら、准看に向けて、応用力を付ける。

 進路を考える時、
「あれか・これか」で捉えると、「窮屈」になる。
「あれも・これも」で捉えると、「看護師になる」という目的に近づく。
「推薦だけでなんとか」と思っていると、看護師への道は遠のいていく。

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