第二看護受験生は要注意

星野 健

2014年03月24日 22:54


つくし

今日、電話がありました。
 15年ほど前に准看護師の資格を取られた方から、
 塾に問い合わせがありました。
 来年度、岐阜県の第二看護学校を受験したいとのこと。

 15年前…
 岐阜県の准看護資格試験は70問出題で60分で解くものでした。
 そのうち、基礎看護学から37~38問出題されていました。
 他の約10分野からは、残りの32~33問の出題で、
 合格基準はは60%以上の正答率でした。

 今も昔も、准看護資格試験は4択問題です。
 ですので、基礎看護学を完璧にして35問近く正解すれば、
 残りはデタラメに答えても8問ほど正解するので、
 合格基準の42問以上は簡単にクリアできました。
 (それでも不合格の人がいた時代でした)。
 岐阜県は、全国でも一番「楽に」合格できたところでした。

 しかし、今は違います。
 准看護資格試験は、ブロックごとの統一問題になり、
 150問を150分で解くこととなりました。
 合格基準は60%以上の正答率で変わらないのですが、
 基礎看護学からの出題が40問前後であり、
 基礎看護学が全問正解でも、残りの13分野110問をデタラメに答えて
 30問合っていたとしても、合格基準に達することはできません。

 看護学は、教科書改訂ごとに「広く、深く」なっていきます。
 ですので、第二看護受験は「早ければ早いほど有利」になるのです。
 ひさしぶりに受験をされる方、要注意なのは「看護学」なのです。

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