ワークシフトする看護師

星野 健

2014年05月26日 00:25


診療報酬改定の激震

 2014年4月 診療報酬が改訂されました。
7対1看護維持を目指す病院、地域包括ケア病棟を立ち上げ、10対1看護にする病院…
それぞれの方向性が、はっきりしてくると思います。

 そこで「病院から訪問看護ステーションへ」の看護師の移動が増える気がします。
これから看護師を目指す人は、この「ワークシフト」をイメージすることになるでしょう。

看護師はワークシフトが標準になる時代へ ~常に学び続ける姿勢が必要~
学校卒業
  ↓
急性期病院 7対1看護 ほとんどの新卒看護師は、経験を積むために急性期病院の7対1に就職。
  ↓
(病棟夜勤専従)20~30代でのニーズ新卒が上記の病院に取られ、夜勤専従看護師は不足。
  ↓
地域包括ケア病棟10対1看護 亜急性期・慢性期患者に、経験を生かし看護。訪問看護を体験。
  ↓
訪問看護ステーション1対1の連続 地域包括ケア病棟を退院した患者に看護。自宅で看取りも。

 地域医療を支える訪問看護師さんが、2014年の3万人から、2025年には17万人必要と言われています。しかし、訪問看護師さんになるには、十分な経験が必要です。そうなると、最低限でも「この流れでスキルアップする」必要があると思われます。

<これまでの仕事観>
 ・私が働くのは、給料を受け取るため。
 その給料を使って、私はものを消費する。そうすることで、私は幸せを感じる。
 ↓
<これからの仕事観>
・私が働くのは、充実した経験をするため。
それが私の幸せの土台だ。
 
 ~リンダ・グラッドン著「ワーク・シフト」より~

看護師はこの「充実した経験」を積み重ねる仕事に、変化する気がします。

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