人の思考を探る ~テストの採点~
~「自分で考える」と違う、難しさ~
高校中間テストの採点。
記述問題での採点は、苦労が続く。
「何を根拠」に「どう処理をして」結果を導いているのか。
自分の考え・正解との「違い」を、追いかけていく。
例えば「根拠となるもの」が違っているため、
思考過程が正しくも「違う答え」となっている場合がある。
また「期待する最短距離での歩み」とは違い、
独自の方法で解答を導き出している場合もある。
その一つ一つを丁寧に拾い上げていく。
そして、採点に反映させていく。
集中力と根気がいる状況が続く。
答案を通して、ひとりひとりと向き合っていく。
「自分で考える」とは違う、難しさ。
多様な考え方を見抜く力が、教師側には必要となる。
また、考え方の違いを生徒間で交流することにより、
学びはより深いものとなるだろう。