「シャドーのまま」で、学びが進む ~ICTでの私の授業~
2019年09月16日

~オープンキャンパス講座後の懇談にて~
土曜日、岐阜市医師会看護学校にて講座を行った。
この「岐阜県下第二看護受験ミニ講座」は今年度2回目だった。
今回は、現役学生は少ない状況に感じた。
講座の内容を活かし、合格に結び付けてほしい。
講座後、看護学校のある先生と話す機会があった。
その中で、11月16日・岐阜聖徳学園高校「第1回 ICT公開授業」について紹介をした。
http://www.shotoku.jp/gsh/news/2019/09/153041post-99.php
ICTでの授業を通して「何が変わったのか」を、私は伝えた。
「それがICTの良さなんですね」
「パワーポイントは使う気にならないけど、どんな授業か興味がある」と。
そして「シャドーのままで、学びが進むのですね」
との言葉をいただく。是非、公開授業に来ていただきたいと私は伝え、話を終える。
「シャドーのまま」という言葉。
私の頭に引っかかっていた。
何となく会話の中では、イメージができたが、
看護の世界には「シャドー」という用語があるのだろうとは感じていた。
早速、調べてみた。
「シャドウイング」…看護師の影のように付いてまわり、看護の実際を見学して学ぶこと。
https://www.medicmedia-kango.com/2019/04/17936/
なるほど。確かに私の授業では「最初から最後まで」シャドーでいることが可能だ。
看護実習での出口は記録。そしてのちの看護計画へとつながる。
そのため「シャドー」は、能動的に情報を収集する。そして考えを深める。
「シャドー」の間は、その存在を脅かされることもない。平常心を保つことができる。
「シャドー」なので、「根拠は?」…と、その場で指導者に突っ込まれることもない。
私の授業も確かに同じだ。
学習計画表で「自分の立ち位置」を確かめ、教科書を読むことで始まる。
ICTを用いてポイントの確認と解法の注意点を確認。別解がある場合にはそれを共有する。
課題をそれぞれで解き、ロイロノートで提出。無記名・先着順で黒板表示されるため「誰の解答か」わからない。
ある程度提出が進んだところで、4人班での教え合い開始。
ほぼ同時に「正解」も拡大表示する。自信を持って説明できる状況にする。
早く終わった班は、ワークの問題を解き始める。その中でも教え合いは続く。
全体で確認後、授業は終了。指名・挙手発言・教師の突っ込みは無し。「シャドーのまま」で授業は終わる。
「いつ指名されるのか不安で、安心して授業が受けられなかった」
「間違えを指摘されるのが嫌で、正解が出るまでノートを書かなかった」
「きれいなノートを書くため、説明を聞かずにノートづくりばかりしていた」
ICT授業に転換し「上記のことは気にしなくて良くなった」との声を、生徒の皆さんから聞くようになった。
生徒は「シャドーのまま」になったので、自分のペースで学びを深めるようになった。
この半年で、授業は大きく変わった。そして、授業内での「能動的な学び」が広がった。
11月16日、私は1年5組で「数A」の公開授業。参加申し込みは、下記のリンクから。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScQGHMPZz_kGUaB2kFQDWLksbWqTC3w1alddpWP62ad1zx-VA/viewform
FAXでの申込み
2種類のFAX用紙があります。PDFをダウンロードして頂きFAXしてください。
中学生・中学生保護者の方は『中学生・中学生保護者用』をご利用ください。
http://www.shotoku.jp/gsh/news/FAX%E7%94%B3%E8%BE%BC%E3%81%BF%E7%94%A8%E7%B4%99%E3%80%90%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%83%BB%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E7%94%9F%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E8%80%85%E7%94%A8%E3%80%91.pdf
小中高大の先生方および教育関係者は『教育関係者用』をご利用ください。
http://www.shotoku.jp/gsh/news/FAX%E7%94%B3%E8%BE%BC%E3%81%BF%E7%94%A8%E7%B4%99%E3%80%90%E6%95%99%E8%82%B2%E9%96%A2%E4%BF%82%E8%80%85%E7%94%A8%E3%80%91.pdf
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