定年後、准看護学校へ ~2つの「不安」を解消してから~
2019年12月06日

~「入学後」と「卒業後」を考えてみる~
定年を過ぎて准看護学校へ入学する方に出会うことがある。
その方々には、2つのパターンがある。
1つ目は、定年後働いている施設から資格取得を依頼されている場合。
この場合、卒業後に元の施設に戻って就業することとなる。
もう1つは、配偶者に「何かあったときに対応できるように」という場合。
資格を取り、緊急時に医療行為をできるようにしたい方で、就業は考えていない。
「昔からの夢を叶えたい。」
その思いで、准看護学校を目指す方がいる。その思いは尊いものだ。
しかし「合格後」の自分を考えてから受験しないと、
途中で辞めたり、単位が取れなかったり、卒業後希望する就職ができない可能性もある。
入学後を考えてみる。合格すると、4月に人体のしくみの理解と暗記。
次に病理についての学びと暗記。ここまでは「漢字」との戦いだ。
次の薬理はカタカナも混ざってくる。さらに、知識が混ざりやくなる。
それを乗り越えていかないと、戴帽式には出られず1年生後半に始まる実習にたどり着けない。
卒業後を考えてみる。
自分の希望する職場とは、どこだろうか。
そして、その職場で採用される見込みはあるのだろうか。
未経験の60歳を超えた「新人」には、ここにも壁がある。
確かに、受験は迫っている。
しかし「合格後を先に」考えないと、
厳しい現実に4月から出会うことになる。
2つの不安を解消してからの進学を、是非考えてほしい。
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