高校受験の多様化 ~令和2年度岐阜地区私立高校入学志願状況から①~
2020年02月04日

~岐阜地区の私学志願状況からの考察~
令和2年度 岐阜県私立高等学校 入学試験志願状況が毎日のように更新されています。
https://www.pref.gifu.lg.jp/event-calendar/c11151/R2shiganjyokyo.data/press_sheet200204.pdf
平成31年度については、以下の通りです。
https://www.pref.gifu.lg.jp/event-calendar/c11151/R2shiganjyokyo.data/H31shiganjyokyo.pdf
岐阜地区については通信制を含め、結果が出そろいました。
令和2年度と平成31年度との比較をし、3つの点に注目しています。
1つ目は、通信制の人気が継続していることです。
岐阜地区の私立通信制高校人気は、単願・併願ともにあります。
また、N高のような広域通信制高校への進学も全国的に増えています。
県内・通学できる愛知県内にも各校のサポート校があり、普段から通うこともできます。
2つ目は、私立単願が「実質的に増えていること」です。前年度に比べ、
実数としては岐阜地区8校の単願志願者合計数は-34人となっています。
しかし、岐阜地区受験生減少のため私立8校の総定員は-100人となっています。
私立単願で毎年約6割の生徒が進学するので、本来なら-60人になっても「おかしくない」状況なのです。
3つ目は、岐阜地区受験生減少にもかかわらず、鶯谷併願者数が87名増えていることです。
状況から考えると、岐阜高校・岐阜北高校への出願者が前年度より増える見込みとなります。
「鶯谷高校が第2志望」であれば、変更期間でも動きが少なくなります。
出願する方は、高倍率となる覚悟も必要です。
以上のことから、前年度よりも「高校受験の多様化」が、よりハッキリとする年になる予感がします。
その影響は、公立高校の出願状況に出ると考えられます。
具体的には、定員割れの学校が前年度より増え、合格しやすくなるでしょう。
逆に定員オーバーの学校は、前年より高倍率になる予感がします。
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