義父の四十九日
2020年10月05日

~経営者としての学び~
土曜日。義父の四十九日だった。
岐阜聖徳学園高校の期末テスト・岐阜准の授業が当たっていない日でよかった。
葬儀同様、親族が集まった。義父の形見を手にし、その姿を思い出す。
優れた経営者でもあった義父からは、多くのことを学ばせていただいた。
「学校はひとりで100点を狙うところ」
「会社はみんなで100点を狙うところ」
この言葉は、義父から頂いた中で一番印象に残っている。
会社では、人はそれぞれ使い道がある。総合的な力は必要がない。
「もし仮に、総合力がある人が会社にいたら、大変なことになる。」
と、義父は話していた。そういう人は会社を乗っ取るかもしれない。
また、別会社をつくり独立し、自分たちの脅威になるかもしれない。
だから『偏りがあって、その部分で力が出せる人』で会社はつくっていくと。
それぞれの力を評価し、ほめて伸ばしていく。
「俺がいるから、お前が活躍できる」
という関係を、経営者は作っていけばいいと。
経営者の中には、こう考えて事業を大きくした人もいることを、私は初めて知った。
この言葉をきっかけに、私自身は組織を作らず個人事業始め、続けることに決めた。
一人が一番気楽である。また、考えをすぐに行動に移すことができる。
人は、その人に合った生き方の中で、力を発揮することができる。
義父の元で働き続けた方々も、きっと幸せだったことだろう。
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