変わる環境③~大学授業料無償化の影響~
2021年06月11日

~高校生が大学志向へ~
前年度受験生から、所得に応じて大学授業料無償化制度が開始されました。
看護師を目指す高校生は、看護協会の勧めもあり大学志向が強くなりました。
平成2年度データでも、大学入学者の98%が20歳未満となりました。
それに対し看護専門学校では同85%程度に低下し、約15%以上が20歳以上となりました。この傾向は、今後もさらに色濃くなっていくと考えられます。
その影響で、数年前までは、なかなか合格が厳しかった看護学校に、
合格できるシングルマザーの方々も増えてきたのです。
支援期間延長とともに、高校生との「住み分け」が進んできました。
今では、准看護学校に高校卒業直後に進学する生徒さんは、
岐阜県では少なくなっている状況です。
受験倍率も、准看護学校は年々下がっている状況です。
しかし今年度受験も、低倍率になるとは限りません。
過去にはリーマンショック翌年の看護受験倍率は一気に上がり、
准看護学校入学のため、通塾する方が増えたのです。
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