スタート位置から、無理のない設定へ ~看護師になる道は多様にある~
2018年07月25日

~准看護学校という選択も~
塾での進学相談。
社会人の方で、前年度県衛生を受験された方だ。
その受験の雰囲気を知っていることは重要だ。
また、今年のオープンキャンパスにも参加されたとのこと。意欲的だ。
前年度県衛生入試は、2ヶ月の勉強でチャレンジ。
国語に時間がかかり、数学・英語は手につかない状況。
3教科で2時間の試験。試験会場は高校生が多く、
最後まで「何かを書いている音」を聞き続けたという。
本人から話を聞いてみると…
職業科高校出身。中学までは、まじめに勉強をしていた。
高校でもやっていたが、英語は簡単な授業で長文読解はあまりやらなかった。
また、数Ⅰを2年かけて勉強し、数Aは後半の内容は見たことのない状態だった。
学生当時と比べ、数I・Aともに学習内容が増えている。
また、受験に必要な基礎知識も習っていない部分も多い。
英語は英単語を覚えなおし、基礎的な文法からやらないといけない。
それを「働きながら」短い期間での勉強で…これでは、来年度受験はとても無理な状況だ。
社会人推薦も考えてみる。
しかし、小論文は苦手である。
自分の考えをまとめて書くことに、時間がかかるようだ。
さらに、気持ちを書く作文は、もっと困るとのこと。
今後の人生を考えると、できる限り早く進学したいという。
大学・短大は費用面も考えて無理なようだ。
第一看護一般入試・推薦入試とも、可能性は低い。
准看護学校に絞っての勉強で「間に合うかどうか」という状況だ。
准看護学校については「全く考えていなかった」とのこと。
これから考えて、その上で塾に通うかどうかも考えることとなった。
スタート位置から、無理のない受験設定をすること。
看護師になる道は、多様にある。特に社会人の方は、目標設定が重要だ。
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