ひとり親は働いても、なぜ貧困に… ~国際的に見て異常~

2017年06月30日
ひとり親は働いても、なぜ貧困に… ~国際的に見て異常~
 ~資格があるのに…~

今年度のシングルマザー看護奨学生は、全員働いています。
働きながらの看護学校・看護短大・准看護学校を目指します。
過去3年間のプロジェクトを振り返り、看護奨学生で多かった職業は、
介護職、医療事務、美容師です。

資格もあり、働いているのになぜ「看護」を目指すのでしょうか。

(OECD)のデータ(一〇年)を元に相対的貧困率を見ると
    働いていない   働いている
米国  90・7%、   31.1%
ドイツ 54.0%    23.8%
日本  50・4%    50.9%

「働いていると、相対的貧困率が上がる」という異常な状態なのです。
働いている母子世帯は80%を超えています。
子育てをしながら働いているのです。正規・非正規に関わらず、
フルタイムで働いても、十分な収入を得ることが出来ない仕事が多いのです。

シングルマザー看護奨学生が看護職を目指す理由は、次の3つです。
①どんな年齢でも、正規雇用になれること。
②初任給が高く、年収平均も400万以上であること。
③短時間勤務、病院内保育所など、子育て支援の体制が整っていること。

この3つの『彼女たちの願い』を叶えられる仕事が、
日本には「あまりにも少ない」とも言えるのです。
https://readyfor.jp/projects/KANGO2017


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Posted by 星野 健  at 00:01 │Comments(0)看護ひとり親支援
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