再び「人生方程式」へ? ~レールに乗ることが、「プラチナ」化~
2017年10月01日

~置かれた状況の違いは…~
2年前に作られたアニメが話題に。
このような比較でなく、フリーターと呼ばれる人たちの生活向上を国がもっと真剣に考えるべきではないか。 → フリーターの実態か偏見か 厚労省アニメに賛否(テレビ朝日系(ANN)) https://t.co/XTneHUI8aA @YahooNewsTopics
— 長谷川博一 (@hanycafe) 2017年9月26日
「そちらの方向へ進まないように」
そんなアニメとして捉えることもできるだろう。
大人が子供たちに対して、何を期待しているのか。
それが「具体的に、アニメで示されている」とも言える。
同じ2年前に、岐阜県で作成された冊子がある。
県内の3大学で、一部高校で使われているものだ。
「未来の生き方を考えるーLifePlanningBookletー」
http://www.pref.gifu.lg.jp/kodomo/kekkon/shoshika-taisaku/11236/lifeplanningbooklet.html
〇内容
1.仕事について考えよう
仕事についての現状/非正規雇用の問題点/脱「非正規雇用」のために/企業が求める人材とは?/ワーク・ライフ・バランス/
岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業/先輩の声
2.結婚・家族について考えよう
結婚についての現状/未婚化・晩婚化の原因/結婚相手に求める条件/恋愛と結婚/男女共同参画で乗り切ろう/
結婚することの良さについて考えよう/家族について考えよう
3.妊娠・出産について考えよう
欲しい子どもの数・産む子どもの数/妊娠には「適齢期」がある/不妊と高齢出産について/妊娠から出産まで/
安心して妊娠・出産するために/産婦人科医からのメッセージ/早すぎた妊娠
4.子育てについて考えよう
子どもってどんな存在?/イクメンになろう/育休をとろう/行政・民間のサポート/先輩の声
5.高年期について考えよう
元気な高齢者/世代間交流/充実した高年期のために/余暇の過ごし方
・タイトルが「~考えよう」
・小項目の語尾
が、やはり気にかかる。
人生方程式「いい仕事⇒いい結婚⇒いい家庭⇒いい子育て⇒いい老後」の復活だろうか。
レールに乗ることが、「プラチナ」化しているのが現状。
そのレールに乗った方が、その目線から編集した内容。
生まれ・育てられた環境・状況など、「流れ」は一切無視されている。
スタートは働き始めの「一点」でしかない。
スタートラインを同じすることから始めないと、
つくられた冊子に対し、「何も響かない人」もいることになる。
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