物理基礎を教える ~高校中間対策で~
2017年11月26日

~突然の質問~
テスト前に不定期通塾をしている高校生から質問が。
高校生は原則、数学・小論文の指導をしているが、
SPIの問題・就職試験対策など、相談に応じて行う場合もある。
今回は中間テスト直前での『物理基礎』の質問だった。
物理はどの教科よりも平均点は低い。
公式は少ないが、その活用の仕方のイメージが持ちにくい。
また『学ぶ順番』と『問題を解くイメージ』は、
数学応用問題と同様、逆となる。
数値計算の元となる多くの与えられる数値。数学より多く『割合』を表わす係数もある。
物理が苦手な方は、それを何に使い、どのように処理するのかが見えてこない。
数学のように問題に解き慣れていないので、公式暗記も弱い状態。
そして、物理から離れていく。
内容は熱力学を中心としたエネルギーの移動。
等式をまず言葉で組み立てて、方程式のイメージをつくる。
その上で「数値になる部分」と「求める部分」を、それぞれ公式に代入する。
あとはそれを解けば、終わりだ。
その塾生は、学んだことを自分の言葉で反芻する癖がついている。
違っていれば、私はその時々に修正を加える。
そして、イメージを「言葉の式」に置き換え、数値・文字式を当てはめ、
方程式にしていくことができた。1つのイメージができれば、他の問題に応用が利く。
物理とは『そんな学びなんだ』と、塾生は理解したようだ。
きっとこれからの学びは、楽になるだろう。
内容の濃い1時間となった。
論理的思考は、物理でその力がより強固なものとなる。
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Posted by 星野 健
at 00:01
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