看護職へシングルマザーが集まるのは なぜか

~看護職を目指すため、塾へ~
「なぜ前職を辞めてまで、お金と時間をかけ看護職を目指すのか」
その疑問は、塾を始めた頃の私にもありました。
前職で多いのは、美容師・看護助手・介護士・医療事務・保育士の方々です。
今回はその理由を可視化したツイートを集めてみました。
【男女の賃金格差OECD最下位】 「OECD科学技術イノベーション・スコアボード 2017」によると、個人の状況と職種を勘案しても日本の女性の賃金は男性と比較して平均29.2%低く、OECD加盟国の中で賃金格差が最も大きいことが明らかになりました。https://t.co/eNQ94HB6Rk pic.twitter.com/SpXK94eR47
— OECD東京センター (@OECDTokyo) 2017年11月28日
男女差が国際比較しても、飛びぬけて大きすぎるのです。
日本の大卒女性の正社員率は、母親世代では中東レベルの低さ|ニューズウィーク日本版 https://t.co/36ZWvNUdo5 「1960年代の初頭に「女子学生亡国論」という議論があった。女子はどうせ家庭に入るのだから、税金を費やして高等教育を受けさせるのは国の滅亡につながる、という趣旨だ」。
— 舞田敏彦 (@tmaita77) 2017年12月3日
結婚・出産に伴い、正規職を離れる女性は多い現状。
離職後に離婚となると、前職に復職し正規職に戻れる可能性は低い。
美容師・看護助手・介護士・医療事務・保育士と看護職とでは、
時給換算すると大きな差があるのです。
職業別の時間給 https://t.co/Ou65pt0vlb 既にやっていたな。
— 舞田敏彦 (@tmaita77) 2016年9月18日
上記ブログによると、2015年の看護師の時給は2403円。
美容師・看護助手・介護士・医療事務・保育士の時給は1534円以下。
看護師時給の3分の2を下回る時給となるのです。
『時給の差』の直撃を受けるのが「母子家庭」なのです。
母子家庭では38%が「貯蓄がない」と答え、「生活が苦しい」は83%にのぼる。OECDによれば、日本の一人親世帯は親が働いていても貧困に陥る率が高く、多くの国でそうした世帯の貧困率が10~25%なのに比べ対照的だという。 https://t.co/xw0vz2Xs3O
— 藤田孝典 (@fujitatakanori) 2017年11月27日
世間からの目も、世界的に特異な状況。
日本は「自力で生活できない人を政府が助けてあげる必要はない」に賛成する市民が世界最高レベルで多い国。政権交代を繰り返してもダメな政府をつくる理由。社会保障政策の提案をしても、これを打破しない限り、大きな変化は起こらない。自己責任社会からの脱却に向けて道のりが長すぎる。 pic.twitter.com/n0MrICLBRa
— 藤田孝典 (@fujitatakanori) 2017年11月28日
自己責任を感じ「やり直す」にも、なかなか同じスタートラインに立てない。
勉強に専念できた学生時代と違い、働きながら勉強しなければならない。
家事・子育ての時間は仕事以外では最優先。ましてや塾に通う時間も費用もない。
看護職を目指す決意をしても、なかなか前に進めない状況なのです。
True Numbers - 私たちを取り巻く、真実の数字|LUX https://t.co/yuMP2D2Ij3 #TrueNumbers #私たちを取り巻く真実の数字 #LUX https://t.co/NyNTJxGBK2
— 星野 健 (@JUKUHOSHINO) 2017年12月2日
「見える化」により、現実を知ることができる。
そして、考えることができる。
さらに、行動に移すことができる。
クラウドファンディングReadyforでシングルマザー進学支援を始めて3年。
皆様の支援のおかげで、今年の12月までに15名の方々が看護職への道を歩み始めました。
このブログの過去記事にて、歩みは残してあります。興味のある方は是非、ご覧ください。
http://nyoki.mino-ch.com/c1103.html