上限2年の壁 ~シングルマザー・准看護学校選択の理由~

2016年02月19日
上限2年の壁 ~シングルマザー・准看護学校選択の理由~
~壁が2つ。解消するには…~

ひとり親支援。
自立支援給付金は上限2年。
これが1つ目の壁。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000062986.html

本来なら、狙いたい学校がある。
レギュラーコースと言われる看護学校。
しかし、そこへ進学できても、
3年目に給付が打ち切られる。

たとえ公立でも、授業料が安くても、
実習・国試の勉強に追われ、
仕事をしながら通うことはかなり厳しくなる。
そこで、2年で資格が取れる准看護学校を選択する。

資格取得後、すぐに第二看護学校へ進学するケースもある。
その場合、病院からの奨学金を得ることもできる。
卒業後、一定期間その病院で働けば、
返済不要となる貸与型の奨学金である。

シングルマザーの場合、
地元で「就職先を同時に決めることができる」ので、
利用する方も少なくない。

もちろん、准看護師として働いてから、
自己資金を貯めて進学する方もいる。
10年働いて、通信制で看護師の資格を狙う方もいる。
それも、3年後からは実務7年で取得可能になる可能性が出てきた。

ますます看護師への夢を、捨てなくても済むようになってきた。

さらに、もう1つの壁がある。初期費用の壁。
給付金は、入学後に貰うこととなる。
入学金・前期授業料・制服代・教科書代・施設費などの諸経費は、
手持ちで準備しておかないと入学が厳しくなる。

その資金を準備してから、受験に向かうことになる。
そのため、受験にたどり着くまでに、1年・2年と遅れる人が少なくなかった。
しかし、今年度、この壁が岐阜県では解消される方向へ。
ひとり親にとって、ありがたいニュースが流れた。

岐阜県知事は、70万円まで入学時または卒業時に貸し付けを行うことを決めた。
これにより、もう1つの壁は解消される。
来年度は、今年度より明るい見通しで、スタートできそうだ。
あとは上限2年の壁。上限3年になれば、違うチャレンジも可能に。
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Posted by 星野 健  at 00:01 │Comments(0)看護ひとり親支援
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