本田由紀先生のツィート ~「見える化」の重要性~
2016年06月06日

~自己責任という感覚~
今日は、様々な専門分野の大学院生に講演をする機会があり、終わった後の質疑応答で、「なぜそもそもセーフティネットなどが必要なのでしょうね?努力しないで貧困なら仕方ないですよね?」というような質問が複数、真顔で出されて、この人たちの生きている世界の狭さを思い知った。知ってはいたが。
— 本田由紀 (@hahaguma) 2016年6月2日
講演では、貧困の増加、人々の間の分断の深まり、社会保障と再分配の必要性などを話した。その後にこういう質問が出たということは、セーフティネットの必要性を十分伝えられていなかったという点では敗北であり、話した通りの分断がまさに目前にあるという点では正鵠を得ていたわけだ。
— 本田由紀 (@hahaguma) 2016年6月2日
理系の大学院生などは、うっかりすると社会問題に関する講義など受ける経験がないケースはありうる。それは2つの点で問題だ。1つは、彼らが社会のエリートになり自分の狭い経験でルールを作っていく弊害。他方は、彼ら自身がポスドク問題などで苦境に遭遇した場合、自分を責めるしかないという点で。
— 本田由紀 (@hahaguma) 2016年6月2日
そこを「見ることなく」駆け抜けていれば、
こんな感覚になっていくのだろう。
分断・生きている世界の狭さという言葉、
理系の院生の様子など、その場の様子がなんとなく伝わってくる。
見えないものは、伝わらない。
伝わらないと、判断できない。
ましてや、東大の本田先生の講演を自ら聞く学生だから、
「条件さえ整えば、この分断を埋めていくこと」は、できると信じたい。
去年のreadyforでのクラウドファンディング。
日記を毎日、書き続けた。
「見えていない現状」を、伝えなければいけない。
それもまた、クラウドファンディングの意味となる。
今年度は、52日間に期間を延ばし、
訴え続けていきたいと思っている。
特に「岐阜県における女性の置かれた労働環境」を、
発信できればと思っている。
スポンサーリンク
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。