2015 岐阜県第二看護入試総括 ~2016年の見通しは~
2015年03月26日

~だんだん厳しくなってきた…~
2015年 岐阜県内の第二看護学校の入試は終了しています。
県衛生が「補欠合格」を出したことで、「大学合格者による辞退による繰り上げ合格の連続」は起こらない見通しです。
今年度受験して、現在・合格通知が来なかった方は、来年度に向けて気持ちを切り替える時期になりました。
勉強開始です。
入試状況は、去年に比べて厳しくなってきました。
県内4校、すべての第二看護学校で二次募集は実施されなかったのです。
しかし、一般入試の全体の受験者数は、それほど変わっていません。
いったいなぜ、二次募集がなかったのでしょうか。
考えられるのは
岐阜市立第二看護学校が、岐阜市医師会看護学校となり、推薦入試が行われた影響です。
それにより、一般入試全体の合格者比率が減ったのです。
もう一つは、男性受験者が増え、合格者に占める男性比率も高くなっているかもしれません。
来年度の見通しは、今年度より「厳しくなる」と予想されます。
その理由は、県衛生を受験する「現在、働いている准看護師さん」の受験生が、大幅に増える見通しです。
県衛生は27年度4月から、教育訓練給付制度講座指定を受けました。
つまり働いていた准看護師さんが通学するにあたり、仕事を辞め、収入減になるところを
「給付金により補ってくれる」ということです。
今年度は珍しく、私の塾には「働いている准看護師さん」の塾生は1人でした(しかも、推薦入試の方のみ)。
前年の岐阜市立第二看護受験で不合格だった方は、今年の受験をあきらめていたようです。
きっと、学費の問題が大きかったのでしょう。
しかし今年は、県衛生で「学びに集中できる環境」が整うのです。
反動で、受験生が大幅に増える予想ができるのです。
ではこの状況を回避し、受験をさらに一年遅らせればどうなるでしょうか。
済美衛生看護科生徒の大学進学が増え、県衛生受験者が仮に少し減ったとしても、
岐阜准の過年度卒業生による「受験者増」が待っています。
岐阜准の卒業生は、今年から2倍に増えています。
病院・診療所奨学金の返済免除になった准看護師さんが、そろそろ受験に入る年になるのです。
ですので第二看護進学は、年々厳しくなると予想されます。
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