原則として『今』 ~第二看護学校への推薦~
2014年09月06日

書類選考のみの学校も
昨日、第二看護推薦入試の相談を塾で続けて行った。
准看護学校は、今、どこの学校でも実習中。
金曜日は一週間の実習を終え、唯一ゆっくりと相談ができる日。
昨日の相談には、共通点があった。
子育てと勉強の両立。准看護学校でも随分苦労されたようだ。
この2年、実習が続き、また、2~3年の実習がある。
進学すると、子供と過ごす時間が最大5年にわたり、
大幅に減ることが気がかりとなる。
その間の「家庭の理解」も必要。
確かに、
一旦、間をおいて再び…
と、考えたいところではある。
ここで子供との時間を取り戻し、子育てが一息ついたところで受験。
10年准看護師として働けば「通信制」という手もある。
場合によっては、そのまま「准看護師として、働き続ける」ということもありかと。
そして、それも幸せの一つかと。
その選択をされる方も少なくない。
また、そんな生き方もありだと、私も思う。
しかし、裏がえせば「リスク」も同時に背負うことになる。
①第二看護学校への推薦は、学生である「今」の特権。
社会人推薦合格者数は、学生よりはるかに少ない。
②通信制は「時限的な措置」でもある。
10年後に存続されている可能性もあるが、なくなる場合もある。
あったとしても、岐阜の学校が通信制募集停止になった例もあり、
学校自体が減っている。はるか遠くにスクーリングになるかもしれない。
③看護学を忘れていく。
准看護学校を卒業して、しばらく働いているうちに、看護学が変わっていく。
数年に一度、教科書の改定もあり、学習内容が追加されることも。
仕事で使っている内容は覚えているが、他の看護学を忘れていく。
実際、社会人で塾で勉強している人も、「看護学の差」のため、不合格になることもある。
そして何より「今が一番若い」とうことを、意識したい。
受験の先延ばしは、「看護師として働く期間」を減らしていくこと、
年齢と共に「看護師として就職する」リスクを増やしてことになる。
旅行の条件と共通する部分がある。
「若いときは、体力と時間はあるが、お金がない。」
「働いているときは、体力とお金はあるが、時間がない。」
「退職した後は、お金と時間はあるが、体力がない。」
第二看護受験も
すべての条件が整っての受験機会は、今後、起こらない。
と思ってほしい。
第二看護への推薦は、原則として「今」なのです。
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Posted by 星野 健
at 06:38
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