東大入学式式辞 ~読んでいただきたい内容~
2019年04月14日
~環境により、飛べる範囲も変わる~
上野千鶴子氏の式辞。ぜひ全文を読んでほしい。
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html
1文が短く、ストレートに内容が伝わる。
そして、前半の女性にかかわる話が印象に残る。
「がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。」「恵まれた環境と恵まれた能力とを恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。」@ueno_wan
—(@mlookslike_) 2019年4月12日
このことは、切に願いたいことだ。
私はこの4年、シングルマザー看護奨学生プロジェクトを行ってきた。
4年間で25名の方が、このプロジェクトを通して看護職への道を歩まれている。
1期生・2期生の方は、この春から看護師・准看護師として就業された方もいる。
子育てを「ひとりでしながら」の資格取得。その努力は並大抵のものではない。
離婚すると、男性とは違い、女性の場合は置かれた環境が激変する。
看護奨学生の方々は、結婚・出産により、今までのキャリアが失われた方ばかりだ。
再就職で「一人で仕事をしながら子育てもできる職種」は、限られている。
「環境」が恵まれていないのである。
看護学校に合格すれば、ひとり親支援が受けられる。
しかし、合格するまでは、支援を受けることができない。
また、自分が「どの学校なら、合格できそうか」という情報も得られない。
そこを補うためのプロジェクトを、私は続けている。
「合格」すれば、環境は変わる。
公的な支援により「学び」に専念することができる。
「やってみよう」「なんとかなる」「自分らしく」…ほとんどの方が卒業まで頑張る。
環境が変わりゴールが見えると、その力は最大限に発揮される。
少なくとも実家があって、お金が出せて、レベルの高い偏差値を維持できる状態にあった皆さん。決して万人が手に出来るものではないです。だから、恵まれていると自覚して欲しい。そしてノブレスオブリージュの思想で、ぜひ社会に還元して欲しいです。 https://t.co/KEu2iyOYew
— みなみ 海 (@cocoro_zasi) 2019年4月12日
現在、【第5期】シングルマザー看護奨学生を募集中。詳細は下の入り口から。
https://reserva.be/hoshino/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=24eJwzMzS1AAACEQDV
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