死から生を見る ~②緩和ケア病棟にて~
2019年12月25日
~死ぬ前に振り返えること~
死から生を見るきっかけは、去年。
緩和ケア病棟で亡くなった、母と過ごした時間だ。
末期がんが見つかり、延命治療を望まなかった母。
緩和ケア病棟で、痛みをとりながら静かに眠るように息を引き取った。
そこで、初めて明かされることは多かった。
そして、亡くなるまで「それまでにないほど」多くのことを話した。
死から生を見つめると、寛容になれるのだろう。
一つ一つ紡いでいくことを、母から教えられた気がする。
無理をすれば「できたこと」が、できなくなっていく。私は今、この段階だろう。
そして近いうちにさらに、その無理がきかなくなっていくだろう。
やがて普通にできたことが、普通ではなくなっていくようになる。
そこで、ひとつひとつ手放していき、ゆだねていくことになる。
私自身も、そのステップを踏む時期に来た。
下を見て、下り坂をそろそろと降りていく。
緩和ケア病棟では、いろいろなことを学ぶことができた。
それを少しずつ、実践に移す時が来たようだ。
※緩和ケアについては、以下のHPが参考になります。
https://kanwa.tokyo/early-palliative-care-clinic
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Posted by 星野 健
at 00:01
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│緩和ケア病棟
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