高校受験の多様化 ~令和3年度岐阜地区私立高校入学志願状況から①~

2021年01月30日
高校受験の多様化 ~令和3年度岐阜地区私立高校入学志願状況から①~
 ~岐阜地区の私学志願状況からの考察~

令和3年度 岐阜県私立高等学校 入学試験志願状況が毎日のように更新されています。
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/life/125385_281948_misc.pdf
令和2年度については、以下の通りです。
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/158080.pdf

岐阜地区については通信制を含め、結果が出そろいました。
令和3年度と令和2年度との比較をし、3つの点に注目しています。

1つ目は、通信制の人気が継続していることです。今年も単願者が増えました。
岐阜地区の私立通信制高校人気は、単願・併願ともにあります。
また、N高のような広域通信制高校への進学も全国的に増えています。
県内・通学できる愛知県内にも各校のサポート校があり、普段から通うこともできます。

2つ目は、私立単願が前年度より減っていることです。前年度に比べ、
実数としては岐阜地区8校の単願志願者合計数は1516⇒1461と-55人となっています。
岐阜地区受験生減少のため私立8校の総定員は-25人となっています。
私立は「単願で毎年定員の約6割の生徒が進学」するので、本来なら-15人程度となると考えられます。

3つ目は、岐阜地区受験生減少にもかかわらず、鶯谷併願者数1643⇒1701と58人増えていることです。
状況から考えると、岐阜高校・岐阜北高校への出願者が前年度より増える見込みとなります。
「鶯谷が第2志望」であれば、変更期間でも動きが減ります。私立単願の減少は、この2校併願増との関係が強く、
この2校に出願する方は、前年以上に高倍率となる覚悟も必要でしょう。

以上のことから、前年度よりもさらに「高校受験の多様化」が、よりハッキリとする年になる予感がします。
その影響は、公立高校の出願状況に出ると考えられます。
具体的には、定員割れの学校が前年度よりさらに増え、合格しやすくなるでしょう。
逆に定員オーバーの学校は、前年度並みの高倍率になる予感がします。
https://nyoki.hida-ch.com/e1105970.html
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Posted by 星野 健  at 08:03 │Comments(0)岐阜県公立高校志願状況高校入試通信制高校教育全般
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