2016 准看護学校授業開始 ~はるかにてらせ~
2016年10月20日

~今年度も受験前、10月から12月に集中的に~
今年度の岐阜市医師会准看護学校の授業が始まった。
第二看護進学対策は土曜午前に。
公募・一般など多様な進路に対応した
「複式授業」に去年から挑戦している。
土曜日の午前は、普段は授業がない時間帯。
多くの生徒は、働いたり普段できないことをしているとき。
その貴重な時間に、進学対策として受講する生徒もいる。
「資料のみ」の参加もお願いし、受講できない生徒への対応もする。
准看護師として身に着けたい力を国語の時間にも。
前半は、授業内で読み終えることができる長さの小説、
「人間味あふれる短編小説」
に触れながら、他者理解を深めたい。
昨日の授業はその第一歩。今年はAコースのクラスからスタート。
准看護学生の毎日は、とても忙しい。
その中で文学に触れ、
ほっと一息つける時間をまず取った。
読んでいるときは真剣そのもの。
静かな時間が30~40分ほど流れる。
読む時間の個人差は大きい。
ただ、読み終わったときの表情は良かった。
読んでもらったのは、栗林佐知著「はるかにてらせ」未知谷より
「京浜東北線の夜」
小説に出てくる不思議な壺。
次回の授業のツボになっていただく。
「実習」という准看護学校最大のイベントを終了した生徒たち。
「実習」について、この壺にむかって叫んでもらうことに。
叫ぶ対象は自由。各自の「叫び」をメモしてもらう。
単語、一文、それぞれ思い思いの言葉を書いて本時は終了。
確かに、叫んでも現状の「何が変わる」わけではない。
しかし、出てきた言葉を客観視し、
自分の心をリセットすることで、きっと、次に向かう力になるはずだ。
そんな授業を、次回は行う。
教科という概念にとらわれず、今、学生に必要な力を。
今年も持ち時間を、有意義に使いたい。
去年・やっていくうちに、形になってきた。
そしてまた今年は再構成し、授業をつくりあげていく。
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Posted by 星野 健
at 00:01
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│岐阜市医師会准看護学校
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