看護学校・授業開始 ~はるかにてらせ~

2015年10月15日
  看護学校・授業開始 ~はるかにてらせ~
 ~今年度は受験前、10月から12月に集中的に~

今年度の岐阜市医師会准看護学校の授業が始まった。
第二看護進学対策は土曜午前に。
推薦・一般など多様な進路に対応した
「複式授業」にも挑戦したい。

土曜日の午前は、普段は授業がない時間帯。
多くの生徒は、働いたり普段できないことをしているとき。
その貴重な時間に、進学対策として受講する生徒もいる。
「資料のみ」の参加もお願いし、受講できない生徒への対応も考えたい。

准看護師として身に着けたい力を平日に。
前半は、授業内で読み終えることができる長さの小説、
「人間味あふれる短編小説」
に触れながら、他者理解を深めたい。

昨日の授業はその第一歩。実習終了のBコースのクラスからスタート。
准看護学生の毎日は、とても忙しい。
その中で文学に触れ、
ほっと一息つける時間をまず取った。

読んでいるときは真剣そのもの。
静かな時間が30分ほど流れる。
読む時間の個人差は大きい。
ただ、読み終わったときの表情は良かった。

静寂と表情で、充実した時間となったことが伝わってきた。
この時間の目標は達成した。
特に感想については、生徒に求めない。
自由に心で受け止めてもらえれば、それでじゅうぶんだ。

読んでもらったのは、栗林佐知著「はるかにてらせ」未知谷より
「京浜東北線の夜」
小説に出てくる不思議な壺。
次回の授業のツボになっていただく。

「実習」という准看護学校最大のイベントを終了した生徒たち。
「実習」について、この壺にむかって叫んでもらうことに。
叫ぶ対象は自由。各自8回の「叫び」をメモしてもらう。
単語、一文、それぞれ思い思いの言葉を書いて本時は終了。

確かに、叫んでも現状の「何が変わる」わけではない。
しかし、出てきた言葉を客観視し、
自分の心をリセットすることで、きっと、次に向かう力になるはずだ。
そんな授業を、次回は行う。

教科という概念にとらわれず、今、学生に必要な力を。
今年も持ち時間を、有意義に使いたい。
やっていくうちに、形は出来てくる。
そしてまた今年も、新しい授業をつくりあげていく。
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Posted by 星野 健  at 00:01 │Comments(2)岐阜市医師会准看護学校
この記事へのコメント

今日先生を教務室にいる所見ました!

2年生を教えるんですね(^^ゞ
Posted by きいちろう at 2015年10月15日 15:56

きいちろうさん

きっと、お久しぶりな方ですね。

来年の授業で会えることを楽しみにしています。

互いにそれまで、健康に気を配って頑張りましょう。
Posted by 星野 健 at 2015年10月15日 18:14
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