看護学校入学前に、読んでほしい本
2015年12月11日

去年も、この頃紹介した本である。
特に高校生で看護系に進路が決まった生徒は、これから冬休みにかけて余裕がある。
ただ、知識を増やすだけでなく倫理的な見方も同時に考えられる本がある。
上の写真『フィンランド理科教科書 生物編』 (化学同人社)
看護科・看護学校・准看護学校に入学する前に、ぜひ読み通してほしい。
フィンランドの中等教育で使われている教科書。
「人のすべてを学ぶ」基本が書かれている。
日本の教科書とは違った視点から書かれており、
各章の章末問題を考えているうちに、知識があとからついてくる。
その章末問題には、正解がない。
自分なりにまとめたり、探り続けること意義がある。
入学後は忙しくなる。その前に、しっかりと考えを深めておきたい。
塾でも合格後も通っている生徒と、この本について意見交換をしている。
その最終章、最後の言葉から。
幸福な人生とは何か。その答えは、人それぞれだろう。人生に起伏を求める人もいれば、
穏やかな人生を望む人もいる。完ぺきな人生というのはほとんどありえないが、困難や危機は、
私たちが精神的に成長できる機会でもある。(中略)
健康的な生活習慣、何事にも積極的な姿勢、親密な人間関係、そして良い友人たちが、
人生の苦痛に耐え、人生を意味のあるもにする最良の助けとなる。
自分を大切にしなさい。なぜなら、あなたがたは、あなた自身の人生にとって、かけがえのない主役なのだから。
教科書を読み、感動するとは思わなかった。
是非、一読を。
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Posted by 星野 健
at 00:01
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│看護進学が決定した方の予習に
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