確率で「将来」を考える

2014年06月28日
確率で「将来」を考える
卒業まで気を抜けない現状

 高校では、一学期期末テストの返却。
小テストを繰り返し、基本的事項を身に付け、テストでも生徒たちはよく頑張っていました。
特に商業科の3年生の生徒さんは、一息つきたいところです。
でも
「一息つけない」
今の環境について、生徒たちに話しました。

 日本の環境は変わりました。
彼らの世代は、日本人は「平均107歳」まで生きることになり、
男女とも、少なく見積もって80~90歳までは働くことになるのです。
リンダ・グラットン 80年間働くための企業選び
http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=2861&page=1

「大学卒」にならない生徒は、
「高校の成績」が
「ワークシフト」する度に、「学び直し」をする度に必要になるのです。

また、高卒就職者の「3年以内離職率」は、約4割。
労働市場分析レポート 第 23 号 平成 25 年 10 月 29 日

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/roudou_report/dl/20131029_03.pdf#search='http%3A%2F%2Fwww.mhlw.go.jp%2Fseisakunitsuite%2Fbunya%2Fkoyou_roudou%2Fkoyou%2Froudou_report%2Fdl%2F20131029_03.pdfsearch%3D%27%25E9%25AB%2598%25E5%258D%2592%25E9%259B%25A2%25E8%2581%25B7%25E7%258E%2587%27'

就職が「地域限定社員」となれば、
「自らの意思ではない離職」も、今後増えそうです。

次の就職、学び直しに際し「高校の成績」が、必要になります。

でも、その時に提出を迫られる「高校の成績」は、
高校3年間の「平均評定」となるのです。

推薦で大学進学を決める人も、実は安心できません。
私立大卒業率は約90%
旺文社編 大学情報公開BOOK  大学の真の実力↓
http://eic.obunsha.co.jp/resource/pdf/educational_info/2013/0925_k.pdf#search='%E5%A4%A7%E5%AD%A6+%E4%B8%AD%E9%80%80%E7%8E%87+%E6%8E%A8%E8%96%A6%E5%85%A5%E5%AD%A6%E8%80%85'
10%の人は、「高校の成績」を使うことに。

このように、進学や就職が決まっても、
確率で「将来」を考えると、認識は自然に変わります。

「まだまだ気が抜けない状況が続く」
と、生徒たちも気づいたようです。
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Posted by 星野 健  at 00:50 │Comments(0)岐阜聖徳学園高校
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