スタート位置から、逆転しにくい社会に… ~逆の動きも、つくらねば~
2016年02月03日

~リカレント教育も含めて~
大学の入試改革がだんだん見えてきました。
入学試験が「人物重視」に傾いていけばいくほど、貧乏人の子どもには勝ち目がなくなっていく。ちょっとした作文と面接をすれば、そういう学力以外の資本の差は、結構残酷なほどわかってしまう。ペーパーテスト一発勝負は、十分に平等とはもちろん言えないにしても、人物重視よりはいくらかフェア。
— terrakei (@terrakei07) 2016, 1月 29
スタート位置の違いから、ますます逆転しにくい社会に…
勉強にお金を回せる環境がある・親が受験に協力的、このどちらかの要素は持っていないと、難関大は受からないと思う。難関大にいる人はほとんど、この二つとも持っている奴ばかりだ。その人たちと対等に戦うには、努力だけでは厳しい。悪いけど、受験は平等な戦いじゃないよ。環境要因はかなり大きい。
— 小田恵美子 (@mi_dorino) 2016, 1月 27
さらに、大学入試に参加できない状況も。
生活保護を申請している親を持つと、子供は大学に進学することが禁止されている。難しいのではなく「禁止」である。世帯分離という方法はあるが、支給額が減ることで栄養失調になることも少なくない。日本は戦前の格差社会へ進み続けている。 pic.twitter.com/ldadkIdXmu
— 919を忘れないbot@緊急事態条項阻止 (@remember919) 2016, 1月 25
私の塾にも、ローンである「奨学金」を避けるために、
一度、世の中で働いてから看護受験に臨む方が少なくない。
「自分で自分の奨学金」をつくってから、
看護師への道にチャレンジしている状況なのです。
看護の場合、自己資金で初期費用を貯め込めばなんとかなります。
特に2年間働いていれば、専門実践教育訓練給付金を得られる学校もあります。
また、将来・就職する病院から、一定期間働けば「返済不要」の奨学金を得ることもできます。
こうして「チャレンジができる」ので、それでも恵まれているのかもしれません。
世田谷区の例。駒崎氏の発言に同感。
これは素晴らしい政策。厳しい環境にあった少年少女たちに、フェアな機会を。国も見習ってほしい。 https://t.co/IgrY0Oi6Sz
— 駒崎弘樹:Hiroki Komazaki (@Hiroki_Komazaki) 2016, 2月 2
「世田谷区の児童養護施設や里親のもとを巣立つ若者たちが、大学・専門学校に進学する場合に利用できる「月額3万円の給付型奨学金」をスタートさせる準備が整いました。」
世の中は動いていく。
逆の動きも、つくらねば…
Posted by 星野 健
at 08:53
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