岐阜県公立高校変更後出願数 ~②初の全体倍率1.00倍~
2020年03月03日

~セーフティーネットが働く状況に~
岐阜県公立高校第一次選抜・連携型選抜変更後出願者数が確定しました。
https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/gakko-kyoiku/gakko-nyushi/17782/index.data/0303_r02_shutsuganshasuu_ato_hp.pdf
総括表から全体倍率は初の1.00倍。全日制の学校に希望すれば入学できる状況に変化しました。
https://www.pref.gifu.lg.jp/kyoiku/gakko-kyoiku/gakko-nyushi/17782/index.data/0303_r02_shutsugan__ato__soukatsu_hp.pdf
今年の特徴は「分散と偏向」と言えそうです。
そして、この傾向は今後のトレンドとなりそうです。
進路選択が多様化し、私立通信制高校・私立高校への進学が増加しました。
そして、公立高校では高倍率の学校と定員割れの学校との差が大きくなったのです。
具体的に見ていくと全県一区となり「岐阜地区への流入」を感じます。
通学可能な中濃地区、下宿を伴う東濃東部・飛騨地区からの流入が考えられます。
上記の3地区については、定員割れの学校が非常に多い状況となりました。
私個人としても、関高校・可児高校の定員割れには驚きしかありません。
この状況で、一番注意しなければいけないことがあります。それは「油断」です。
「第一志望学科が定員割れだ!」ということで、安心してほしくないのです。
たとえば、岐阜農林高校は3学科で定員割れ、3学科で定員オーバーです。
ですが、全体倍率で9名がオーバーしています。その9名は全ての科から出る可能性があるのです。
公立高校のセーフティーネットが働くかもしれないのです。
不合格の9名を決めてから、各学科に合格者を割り振ることもできるのです。
また、定員割れの学校では2次募集が行われます。2つ目のセーフティーネットが働きます。
岐阜地区でチャレンジした生徒が、地元に戻って2次募集を受験することも考えられます。
また、追試験・新型コロナウイルスの影響で受験できなかった生徒への受験もあり、
3つ目、4つ目のセーフティーネットがあるのも、今年の受験の特徴となります。
来年度以降も、同様の受験環境になると思います。
現1・2年生の方もこのトレンドを、是非意識して下さい。
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